『沖縄スパイ戦史』
映画
日野市多摩平(豊田駅北口) Tomorrow PLAZA『Tree HALL』上映会
戦後70年以上語られることのなかった「秘密戦」の数々が一本の線で繋がるとき、明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない。
2019年
6月2日(日)
上映開始 13:30〜
第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む20万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が自決する1945年6月23日までが「表の戦争」なら、北部ではゲリラ戦やスパイ戦など「裏の戦争」が続いた。作戦に動員され、故郷の山に籠って米兵たちを翻弄したのは、まだ10代半ばの少年たち。彼らを「護郷隊」として組織し、「秘密戦」のスキルを仕込んだのが日本軍の特務機関、あの「陸軍中野学校」出身のエリート青年将校たちだった。
1944年の晩夏、42名の「陸軍中野学校」出身者が沖縄に渡った。ある者は偽名を使い、学校の教員として離島に配置された。身分を隠し、沖縄の各地に潜伏していた彼らの真の狙いとは。そして彼らがもたらした惨劇とは……。
多摩平の森 「Tree HALL」
JR中央線 豊田駅北口 (徒歩8分)
上映予定 13:30-
会場:Tomorrow PLAZA Treeホール(2F)
※自由席。先着順に入場いただけます。(開場:15分前)
■前売: 1000円 当日1100円
(障害者手帳:800円 小学生800円)
大林宣彦(映画作家)
瞠目しました! 僕ら日本人は、あの日本の戦争に就いて、未だ未だ何も知らない、知らされていない。知らぬ事は罪。これは日本人、否世界の人間共にとって、必見の一作!!
立派な作業に、頭を垂れます。目醒めよ!
沖縄スパイ戦史
ジャン・ユンカーマン(映画監督)『沖縄 うりずんの雨』
この「裏の戦争」の真相こそが戦争の本当の顔です。沖縄戦の中、島々の奥で起きた、長年、闇に葬られていた真実は普遍的な意味を持っています。今の時代、特に向き合う必要があります。
P イオンモール駐車場 3時間迄無料
Book 「僕は少年ゲリラ兵だった」
陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊
監督 三上智恵(みかみ・ちえ)
ジャーナリスト、映画監督。1987年、アナウンサー職で毎日放送に入社。95年、琉球朝日放送の開局時に沖縄に移住。同局のローカルワイドニュース番組のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜辺野古600日の闘い〜」「1945〜島は戦場だった オキナワ365日〜」「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判〜」など、沖縄の文化、自然、社会をテーマに多くのドキュメンタリー番組を制作。2010年、日本女性放送者懇談会放送ウーマン賞を受賞。12年に制作した「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~」は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞など多くの賞を受賞。劇場版『標的の村』でキネマ旬報ベストテン文化映画部門第1 位、山形国際ドキュメンタリー映画祭で日本映画監督協会賞・市民賞をダブル受賞。14年にフリー転身。15年5月に『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』、17年3月に『標的の島 風(かじ)かたか』を劇場公開。これまで全ての映画作品が山形国際ドキュメンタリー映画祭の招待を受ける。著書に「戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り」(大月書店)、「女子力で読み解く基地神話」(島洋子氏との共著/かもがわ出版)、「風かたか 『標的の島』撮影記」(大月書店)がある。
監督 大矢英代(おおや・はなよ)
1987年千葉県出身。ジャーナリスト、ドキュメンタリスト、早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員。学生時代から八重山諸島の戦争被害を取材し、ドキュメンタリーを制作。2012年に琉球朝日放送入社。報道記者として米軍がらみの事件事故、米軍基地問題、自衛隊配備問題などの取材を担当する。2016年制作「この道の先に〜元日本兵と沖縄戦を知らない私たちを繋ぐもの〜」でPROGRESS賞優秀賞(16)、同年制作「テロリストは僕だった〜沖縄基地建設反対に立ち上がった元米兵たち〜」でテレメンタリー年間優秀賞(17)、ものづくりネットワーク大賞優秀賞(17)、PROGRESS賞最優秀賞(17)などを受賞。2017年にフリー転身後は、「戦争・軍隊と人間」「米兵のPTSD」「沖縄と戦争」「国家と暴力」をテーマに取材活動を続ける。共著に「市民とつくる調査報道ジャーナリズム」(彩流社)。本作が初映画監督作品。
NHKスペシャル取材班著
新潮社 1400円+税
ISBN-13: 9784104056071